汗水たらして得た給料を信用取引にあて、3倍超のリスクを負って失うのは、いかにももったいない。 余裕資金で、自分でリスクを管理できなければ、手を出すべきではないだろう。
チャート推奨本。 トレーダーのK氏が「4年間負けなし」という実績をひっさげて初心者に株式投資の極意「33のルール」を伝授するという見せ方になっていて、その4年間の平均は34.3%もの高利回りになることを目立たせている。
著者ではなく、出版社サイドが「この著者はものすごく儲かってきた」と喧伝する役割を買っているのは、なかなか上手な手法である。 とはいえ、本の中身を見ると、「新高値更新銘柄を買う」「出遅れ銘柄を買う」とか「自分の肌にあった2~3の銘柄だけをしのは、サービス不足の感が否めない。
本名ではなく、「K」というペンネームで書いていることも信憑性に疑問符をつける。 読むのは「電気工学科を卒業後、大手企業に勤務。
投資の世界に魅了され退職。 IT技術を駆使し、独自の投資スタイルを考案し生計を立てる」というプロフィールの本人が、素顔をさらしてからでも遅くない。
ギラ感を抑え、真っ当本に見せている。 ギラギラした商材を売るために、きれいな包装紙で包んでいるわけだ。

悪書も日々進化している。 御用心されたい。
手の鉄則がある。 「儲ける」というキーワードで読者を魅了し、初心者向けの基本知識を平易に披露することで良者っぽい専門用語を散りばめることで勉強した気分にさせるという方程式が背景にある。
同著は鉄則に忠実に従った書籍。 「キャリートレード」という専門用語をタイトルに盛り込んで、プチ知識層を取り込む狙いはそこそこうまくいっている。
強引なのは、「投資歴ゼロからFX(外国為替証拠金取引)を始めた個人投資家」と自己紹介しながら、「知識があれば勝てるゲーム」と断言しているところだ。 「損をすることのほうが難しいです」と言い切った後に、めに損を確定する勇気は必要です」と主張するなど、まったぐ一貫性がなくても気にしないところも、なかなかの鉄面皮である。
後半は、トレントフォロー系指標、オシレーター系指標など専門用語のオンパレード。 1日2~3時間ほどというのだから、興味シンシンにもなる。
毎日2時間で月給返せば、株式投資本が売れ始めも年収1000万円になれるはくたのは、デイトレーディングのず。 そうすれば、FXでは十分勝てるのの意味で、ここのようなベストセラーが出てきたというのは、FX(外国為替証拠金取引)が市民権を得てきたという証左なのだろう。


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